ここで話題にしているチャクラアーサナとは、アシュタンガヨガのなかで登場するチャクラアーサナ。
別流派のブリッジポーズのチャクラアーサナとは別物です。
要は小学校のときにやった後方回転、つまり「後ろでんぐり返り」の1種。
マット運動の後方回転と違うのは、勢いを利用しないことと、回転後に立ち上がらず、チャトランガダンダーサナの状態に移行すること。
小学生のころは誰でもやってたマット運動ですが、大人になると、なぜか難しい。
後ろに回ろうとしても、首が抜けない。無理すると首を痛めそうで怖い。
大人になると、これから起きるかもしれないいろんなことを考えてしまって躊躇する。
大人ってやあね。
かく云うオレも、このチャクラアーサナを苦手としていた。
だって、55をすぎると、首のホネが折れそうで怖いんだもん。
とゆーことで、チャクラアーサナのお手本動画をみてみましょう。
みんなのkino先生のご指導です。
もう1つ。
ハラアサナ状態から、息を吸いながら、手で床を押す。
どんどん息を吸いつづけて肺を膨らませる。手で床を押すことで、体が立って来る。
んで、首が抜ける。
以上が、ネットで拾ったコツ。
チャクラアーサナの成功までは、まだまだだ
でもね、出来ないの。
ハラアサナ状態で、つま先を床に立てて、できるだけ胴体を床に対して垂直になるようにしても、限度がある。
限界まで胴体を立てた状態で、手で床をめいっぱい押しても、逆さになった上半身は持ち上がらず、首を抜くなんてのは、夢のまた夢。
できるんか、コレ。
日々、プラクティスは続くのであった。
追記。アラカンのオレもチャクラアーサナが出来た
時は流れた。
その間、ずっと懸念事項だったチャクラアーサナ。
出来そうで出来ない。首がグキっと行きそうで怖い。オレはストレートネックだって整形外科のお医者に言われたし。
そんなモンモンとしたオレだったが、とある先生のクラスに出たとき、ブレークスルーが訪れた。
その日。
先生は、一人の生徒さんを指名し、ハラーサナのポーズを取らせ、両手を肩の方向に向けて床に着かせた。
んで、このときの足なんだが、足の甲は床に着けたままにするという指導があった。
床に足の甲を着けたまま、ずりずり甲をあっち側(アタマと反対方向)に滑らすようにできるだけ移動させる。
足先を床に立ててないので、足先が床に対してストッパーにならず、どんどん上半身が立ち上がって行き、手で床を押すとするりとアタマが抜ける。
オレもやってみた。
ハラアサナ体勢で足の甲を床に着ける。
両手を所定の位置に。
そんで、足の甲を床に着けたまま、できるだけ足をあっち側に......
ひょいと手を押す。
するりって感じで首が抜けた。
その首にはまったく痛みもない。
首が抜けた次のタイミングで足先を床に着け、チャトランガダンダーサナに入る。
うしし。やれば出来るじゃん。見る前に跳べ。ってことですかね。
これまでオレが見てきた動画のなかには、足の甲を床に着けてやるチャクラアーサナは見たことがなかったので、まさに目からウロコが落ちたのだった。
このチャクラアーサナ、1回できれば、意識が切り替わるので、その後もずっとできる性質を持っている気がする。←幻想だった
あとはもっと動きを滑らかに。洗練させるのじゃ。