ニッポンのオヤジにこそヨガのパワーを。メンズヨガの赤裸々な実態をオッサンがこっそり綴ります

オヤジのヨガ日記

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ホットヨガLAVAの体験レッスンを50代男性のオレが受けて来たのでレポートしてみる

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オレのヨガ歴は実は長い。人生最初にヨガ教室に行ったのは昭和の頃の話で、もう30年以上前のことだ。通ったのは新宿にあったとある教室だった。

全共闘世代の女性指導者の教室だったが、初めてのヨガ体験だったので、とても楽しかった。

あれから日本のヨガ業界を見て来たオレ。

オウムの事件があって、日本のヨガもこれで終わりかと思っていたら、アメリカでホットヨガなるヨガが流行り出した。

その流れは日本にも到達し、いまやあちこちにホットヨガスタジオが出来て、日本のヨガ市場は大きく成長した。

ヨガのイメージもヒッピー系とか修行系から大きくかけ離れて、今やセレブ感たっぷりのアメリカ系ヨガが主流になっているように感じる。

そしてオレも50代のオヤジになって、アシュタンガヨガを習っている。エイカム・インヘール。

昭和の頃とはえらい違いである。

時は流れたのだ。

 

ホットヨガと邪気

んで、ホットヨガである。

昔読んだ伊藤先生の本にホットヨガをボロクソに解説した記述があって、よく覚えている。

今回、その本を引っ張り出して、再読してみた。

以下、引用してみる。

行法上の注意--12カ条

換気のいい場所で行うこと

最近アメリカでは、"ホット・ヨーガ"とかいって、サウナのなかでアーサナを行うことが流行っているそうだが、ぜったい真似をしてはならない。百害あって一利なし。ヨーガもその背景にあるアーユルヴェーダも知らぬ愚か者がやりだしたことです。
まず、サウナのなかは換気が悪い。アーサナをしている人や、マッサージ、ツボ療法を受けている人は、大量の邪気を出します。邪気を出すからこそ元気になれるわけですが、しかしその邪気をまともにくらって、おのれの健康を損なってしまうマッサージ師やツボ療法師はけっこう多いのです。そしてサウナは閉め切られた空間なので、その邪気を再吸収してしまう。筆者もサウナは大好きですが、他人がやおら運動や呼吸法を始めると(こんなひとけっこういる!)逃げ出してしまいます。誰かが閉め切った空間でオナラをしたら‥‥それと同じです。
さらにサウナのような不自然な暑さのなかで体を動かすと、アーユルヴェーダ理論でいうピッタ(熱原理)に異常をきたします。
サウナのなかではジーッ、として、ボーッ、としていることが原則です。

▲出典:『秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ』 伊藤武 著

この本を読んで、ホットヨガには近寄るのは避けようと思ったオレだったが、巷にこれほどホットヨガのスタジオが増殖してるので、ひょっとするとホットヨガにはホットヨガの魅力があるのかもしれないと思い始め、ホットヨガを体験したい衝動にかられたのであった。

50代おっさん、ホットヨガLAVAの体験レッスンを予約してみた

現在、我が国には、ホットヨガ・スタジオを運営する複数の企業が存在する。

LAVA、カルド、ヨガプラス、なんかがあるわけですけれども、ホットヨガの元祖は、ビクラムヨガだと言われているとゆーか、ビクラムヨガではそう言っている。

ヨガ界では有名なちょんまげオヤジ、ビクラム・チョードリー師が編みだした斬新なヨガ体系で、アメリカのセレブ芸能人の多くが、このヨガに通ったのだ。

ホットヨガに行くなら、まずはビクラムヨガと考えたが、我が家の近所にスタジオがない。

カルドについては、男性が通えるホットヨガスタジオが全国に33ヵ所あるって話なんだが、これも我が家の近所にスタジオがない。

驚異のダイエット空間【ホットヨガのカルド】

んで今回は、我が国のヨガ業界最大手のLAVAの体験レッスンを受けてみることにした。

LAVAの体験レッスンは、ネットからすぐに申し込める。

ここね⇒ホットヨガスタジオLAVA

住所や名前など基本的な情報を入力した上で、自分の行きたい場所にあるスタジオを探して、体験したいプログラムを選択する。

ネットで予約完了して数時間後、携帯にLAVAから電話がかかってきた。

今なら「手ぶら体験」のキャンペーン中で、税込1000円で、ウェアやタオルもヨガマットもお貸しします。おまけに飲料水1リットルもつけて、1時間のホットヨガレッスンを受けることができるので、着替えの下着だけあればオッケーです、体験レッスン当日に入会すると、とてもお得ですので、クレジットカードと身分証明書を持ってきてください。事前説明があるのでレッスン開始30分前にはスタジオに来てくださいね。って感じの電話だった。

新規顧客の獲得には、けっこうチカラを入れている感じがあった。

50代オヤジ、ホットヨガスタジオを初体験

体験レッスンの日がやってきた。

レッスンは、夜の7時から1時間のクラス。受けるのはレッスン強度3の「パワーヨガ初級」なるプログラムである。

レッスンにはクルマで行く。替えのパンツと念のために保温ボトルに冷たい塩水を入れて持って行くことにした。

ちょうど、日本列島は猛暑に襲われていて、外気温は軽く30度を越え、湿度も50%を超えていた。

屋外でやれば、これでもうホットヨガじゃねなどと考えながら、スタジオのドアを押した。

受付カウンターがあり、ベンチ型の椅子が2つほど並んでいる。

「予約したオッサンです。靴はどうすればいいですか」

「はいお待ちしておりました。靴は、そのトレイか袋に入れて、お持ちください」と20代に見える健康そうな女の子が対応してくれた。

わりと狭い入口で靴を脱いでトレーにのせ、ベンチに座る。

電子タブレットを渡されて、ネットでの申し込み時には書いてなかった緊急連絡先などの必要事項をパッドに入力し、注意事項を読んだうえで、付属の電子ペンで承諾サインをした。

「姿勢をチェックします」と言われて、立たされて、横から観察されたが、特に異常はなし。

手ぶら体験レッスンは税込1000円ですが、LAVA特性のドリンクがセットのコースもあります(別料金)とかとゆー説明も受けたが、ノーマルな1000円コースで良いですといって、1000円払ったオレだった。

透明なトートバッグに入ったウェアとバスタオルとロッカーのカギ、そしてLAVA製のミネラルウォーターのペットボトル(1リットル)を渡された。

LAVA

その間も、幅広い年齢層の女性たち、夫婦とおぼしきカップルなどが次々と入口のドアをあけて入ってくる。

オレが通っている常温ヨガ教室は、いつも5-6人でやっているので、けっこうな人数でやるんだなと少し驚いた。

「男性用のロッカールームでお着換えしたら、また受付まできてくださいね」と言われ、カーテンの向こうにある男性ロッカールームに向かった(すぐそこ)。

ロッカールームには男性客が2、3人いた。ロッカールームの奥に洋式トイレが1カ所あり、さらにドンづまりにシャワールームがあるらしい。

渡されたカギと同じ番号のロッカーの扉を開けて、靴トレイを入れ、おもむろに着替えた。

貸してもらったウェアは、上が半袖Tシャツ。下がヒザ上くらいのゆるめの短パンだった。どちらも色は黒。TシャツにはLAVAの白文字が入っている。

ペットボトルとカギを持って受付に戻ると、汗拭き用の白いタオルを渡され、本日のレッスン担当の先生を紹介された。

30代とおぼしき長身の女性の先生だった。笑顔で話し掛けてくれる。

今回のパワーヨガ初級クラスでは、体験レッスンとして受けるのはオレ一人だったようで、先生に案内されて、いっしょにスタジオに入った。

じつは、ホットヨガスタジオって臭そうなイメージがあって、身構えていたんだが、それは杞憂に終わった。

サウナ臭もないし、かといって人工香料がまかれているようでもないので安心しました。オレはニオイに敏感なのだ。

スタジオに入って、気温の高さは感じたが、考えていたほどではない。

え、ホットヨガっていってもこんなものなのかと、ちょっとがっかりした(が、これは間違った認識だったとあとで知ることになる)。

湿度は割と高そうな印象を受けた。

スタジオは思ったよりも広い。うろ覚えだけど、図にするとこんな感じだ。

照明はLEDで、自由自在にコントロールできるっぽい。

すでにほぼ満杯状態で、一面、ヨガマットが敷かれている。ヨガマットの上には汗を吸収するラグが敷かれている。

中央前面の先生の席の前に敷かれているヨガマットだけ空いていて、そこがオレの席だった。

周囲をぐるりと観察してみると、約30人ほどのニンゲンが思い思いにマットの上で座っている。ほとんどが女性だが、男性も5人ほど居た。20代から30代くらいだろうか。男でもレギンスとゆーかスパッツを身に着けて、その上に短パンをはいている。毛だらけの生足をさらしているのはオレくらいだが、オッサンなので気にしない。

時間ぴったりにクラスが始まった。

今回の授業では、太陽礼拝を簡単にした一連のながれをやっていきますとのこと。

LAVA流に考えられたオリジナル太陽礼拝のようだった。

アップドッグはベビーコブラに置き換えられていたし、チャトゥランガダンダーサナは床に着く形だった。

ポーズ自体は楽勝な感じだったのだが、数回、立ったり伏したりしているうちに汗が吹き出してきた。

隣の女子も先生もすでに汗だくになっている。

水を飲んでくださいと、時折、先生から指示が出される。

たしかに水を飲まないとやってられないヨガだ。

スタジオ内は私語厳禁。みんな汗をだらだら流しながらもくもくとポーズをとっている。

開始後、30分くらいまでは周囲を観察していた余裕のオレだったが、だんだん息苦しくなってきた。

貸してもらった白いタオルもすでに汗でぐっしょりしている。

ウェアもびしょ濡れで肌にくっついているのがわかる。

鏡に映る自分を見ると、かつてないほど、顔が紅潮している。

熱失神とゆー言葉がアタマをよぎる。

緊急連絡先に、妻の名前と携帯番号を書いたが、この時間だからもうビール飲んでんだろーなー。クルマでお迎えとか無理だよなあなどとゆー考えも浮かび始めた。

それでもなんとかポーズをこなし、プログラム終了5分前、あとはシャバーアサナとゆータイミングで、一人の女性が退室したのが鏡越しに見えた。

スタジオのLED照明はうす暗くなっている。

オレも潮時と考え、先生に、「すみません、暑さに耐えられません。離脱します」と告げ、スタジオを出た。

先生もすぐにスタジオを出て、オレを受け付けの先生に引き継いでくれた。

受付前のベンチに腰かけていたら、急速に体が冷え、アタマもはっきりしてきた。

3分くらいで、すっかり回復した。

正常に戻ったオレを確認して、受付の先生が当日入会のメリットを説明してくれた。

ホットヨガの効能

一時は熱失神も考えたオレだったが、スタジオの外にでて、男性ロッカー室のシャワーを浴びたら、気分爽快になった。

短時間で、あれほどの汗を流したのは、かつてなかったのではなかろうか。

高校時代の夏山合宿の初日の登りでも大汗をかいた記憶があるが、それ以上だ。

サウナの体験とも違う。

ま、サウナは連続して1時間も入ってないもんな。

ホットヨガには、独特の解放感が伴う。

初めてヨガに興味をもち、実際にヨガに行ってみようと考える初心者には、ホットヨガという選択肢はアリだろう。

ひとくちにヨガといっても、流派によっていろいろで、中には宗教団体がやっているヨガ教室なんかも存在している日本である。

なにも知らないヨガ初心者でも、全国展開しているホットヨガ教室に行けば、どこでも均一なレベルのヨガのクラスに参加できる。

そこで初めてヨガに触れて、そこで出来るヨガ人脈を通じて、徐々に、濃い常温ヨガの世界に入っていくのが安全かもしれません。

LAVAは、スタッフがみんな優しいとゆーか教育が行き届いているとゆーか、お客である生徒を不快な気分にさせるようなことはまずしない感じです。

あの環境で一日に複数回クラスをもっているホットヨガの先生の体力と根性に敬意を表します。

ヨガ経験者も、1回は体験してみると世界が広がりますよ、ホットヨガ。あなたも大汗かいてみる?

汗をかいてスッキリしたいひとはここね⇒ホットヨガスタジオLAVA

MANDUKA

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