2月頃から右肩が痛かったんである。
いつも痛いわけではなくて、ジャンプバックや、アップドッグからダウンドッグに移るときなんかに痛みが走る感じ。
それでも気にせずに練習していたら、3月の終わり頃のある日。
両腕に体重をかけた瞬間に右肩に激痛が走り、我慢できる限界を超えた。
チャトランガの姿勢も維持できないレベルで、腕と足先だけでは体重を支えられなくて膝を着かざるをえず、八点のポーズ。
その日は練習を中断。おとなしくお家に帰りました。
右肩を鏡で見ると、鎖骨の先っぽのあたり、つまり肩鎖関節の部分が左肩に比べて飛び出しているように見える。
右肩にバンテリンのゲルを塗り、ビタミン剤を飲んだら翌朝にはだいぶ痛みもとれました。
その後も痛みを感じながらも練習に通っていた、
1ヶ月後くらいにはジャンプスルーで痛みを感じずにできるレベルまでに回復した。
ジャンプバックはできるけど、痛いので控えてた。
完全回復も近いと思っていたら、また激痛が起こった。
グレゴール・メーレ先生の本を読んでたら、こんな記述があった。
肩の損傷は40歳以上の実践者によく見られる。 しなやかさが失われ、細胞の活動が減っているため、損傷の発生頻度が増えて、回復はだいたい遅くなる。肩を痛めた場合、再損傷しないようにすることが大切である。治りかけているときに再び傷つけると、何カ月も後退することになるかもしれない。何度も繰り返すと、肩の損傷が慢性的になり、どんな治療にも反応しなくなる可能性が高まる。
▲出典:『アシュタンガ・ヨーガ・インターミディエート・シリーズ』P.80
どんな治療にも反応しなくなる可能性が高まるって、どんな状態だ? スコブル恐ろしい話だ。
やっと、ヨガでの浮遊感覚がわかりかけて来たときなんで、ここでヨガが出来なくなると悲しい。
んで、近所の整形外科に行ってみた。
この医院には、前に五十肩やぎっくり首や腰痛でお世話になったことがある。
今回、土曜の朝いちばんで行ったおかげで3番めに診てもらえた。
先生に事情を説明すると、じゃ、レントゲンってことで隣の部屋へ。
右肩部分のでっぱりも見てもらって、X線を照射された。
数分後に名前を呼ばれると、先生の机の上のモニタには、オレのホネ画像。
右の鎖骨がすこし変形していて、肩鎖関節が炎症を起こしている。
肩鎖関節炎です。
ヨガで、両腕に体重をかけたりすることを頻繁にやるんですけど、ヨガはこのままやってもいいですか
いいですよ。また痛くなるかもしれないけど。
痛みをとる塗り薬と炎症を抑える飲み薬を処方します。
ヨガができる程度のケガがよかったと思いつつ、帰宅したのであった。
ヨガのケガ:今回の費用
初診(診療所)282
画像 右肩関節X-P(単純撮影)230
電子画像処理加算 57
処方箋 68
社保(30%)
1910円
保険調剤総点数 420
ご負担割合 30%
ご負担金 1260円
セレコックス錠 100mg 14日分 朝夕食後服用
ゼスタッククリーム 50g 1日2回朝夕
お医者と薬局、合計3170円でありました。
ヨガのケガ:その後
まじめに軟膏を塗り薬を忘れずに飲んだ。
1週間後には肩鎖関節部分の腫れはひき、そこの部分の痛みは消えた。
だが、肩鎖関節より外側の肩関節の箇所に痛みが残っている。
ジャンプスルーでは痛みがないが、ジャンプバックでは肩に力がかかる瞬間にするどい痛みが走る。
今後も観察を続けます。
今回のケガで、肩関節の仕組みをいろいろ勉強しました。
これらの動画がけっこう分かりやすくて有難かったです。
↓
この記事も勉強になりました→肩の怪我を避ける注意点
追記 ヨガによるオレの右肩の痛み(その経緯のまとめ)
右肩の痛みはほぼ消えたので、今回の経緯をまとめてみる。
2月末 ヨガ中に右肩に痛みを覚える
3月末 痛みを感じながらもヨガを続けていたら、右肩に激痛が走り、その日の練習を中断する
行きつけの接骨院に通う(結局5回通って治療を受けた)
週一でヨガ教室に通うが肩に負担がかかるポーズはパスして過ごす
5月中旬 痛みが取れないので整形外科へ行く。レントゲン撮影。肩鎖関節炎と診断される
飲み薬と塗り薬を処方される
6月中旬 ようやく痛みが消えて、ジャンプバックできるようになる
完治まで3ヶ月半かかりました。
いやあ、痛みがないっていいですね。