真向法を知っていますか?
真向法(まっこうほう)は長井津(ながいわたる:1889年10月 - 1963年)氏によって編み出された健康法の1つです。
ビジネスマンとして張り切って働いていた長井氏は、42歳の時に不幸にも脳溢血で倒れてしまいました。
一命はとりとめましたが、後遺症が残り、左半身不随の身となられました。
そんななか、「勝鬘経」というお経に救いを求めた長井津氏は、仏弟子たちが行う"頭面接足礼"や"五体投地礼"を知りました。
仏教の礼拝のなかから編み出された動作を続けること3年。硬かった腰が徐々に屈伸できるようになると、不自由だった体が恢復し、以前にも増して健康になっちゃったとゆーなかで、この真向法体操が生み出され、創始者の長井氏がなくなってから50年以上経過しているにも関わらず、いまや全国展開するほどになっているのです。
真向法体操はヨガと完全に一致する
真向法はたった4つの体操を1日3分間やるだけでオッケーとゆー手軽な健康法です。
このシンプルな体操がここまで広まったのは、単純なのに効果があるとゆー証拠です。
オッサンが初めてこの真向法を知ったとき、これ全部ヨガのポーズじゃんって思ったことを覚えています。
確認してみましょう。
第一体操 バッタ・コーナアサナ Baddha Konasana 合蹠(がっせき)のポーズ
第二体操 パスチモッターナアサナ Paschimottanasana 前屈のポーズ
第三体操 ウパビシュタ・コーナアサナ Upavista Konasana 開脚前屈のポーズ
第四体操 スプタ・ヴィーラアサナ Supta Virasana 眠れる兵士のポーズ
すべての体操はヨガのポーズとして存在しています。
ただし、第一体操から第三体操は、ヨガのようにポーズとして保つのではなく、それぞれ10回の反復運動を行うのが真向法です。
第四体操については、ヨガのようにポーズとして20秒くらい維持します。
4つのすべての体操をやっても3分で完結するので、驚くほど簡単にできます。
この真向法のツボは股関節にあります。
体を2つ折りにして前に曲げるとゆーのは、腰を曲げるとゆーことではありません。
股関節を蝶番として、カラダを2つに折るのです。そこがツボです。
真向法は簡単だから長続きするし効果もでる
ヨガのポーズは本や動画を見て我流でやっても正しくポーズができているかどうか自分で確認するのは難しいものですが、この真向法の4つのポーズ(動作)は、本やビデオを見て自分でやるだけでも案外効果が出ることを実感しています。
毎日、欠かさずやれば、めきめきと股関節が柔らかくなっていくのを実感することができます。
第三体操 ウパビシュタ・コーナアサナ Upavista Konasana 開脚前屈のポーズ は、オッサンも完全形には至りませんが、上半身が少しずつ前に倒れて行くのを感じています。
真向法のやり方はyoutubeにも公式動画がアップロードされてます。
ヨガの教室へ足を運ぶことに二の足を踏んでいる方は、まず真向法に取り組んでその効果を実感してみるのもヨガへのとっかかりの1つの手段だと考えています。
動画は、コレ↓を参考にしてみてください。中年のオヤジがモデルとして撮影されているところがグッドです。
テキストはコレがいいと思います。